鹿児島で陶芸やってます。ときどきデザインの仕事もしてます。
by しきこ
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2006年 07月 31日 *
ビオラさんです。

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   ポン!と音(ね)の ふりむくさきに 桔梗ばな   びおら。


センセイの「自分の言葉で・・」にゲンキと勇気?をいただき難しいことは抜きに(勝手に)詠んでみました。

やはり、私的には、「ふりむくさきに」がシックリきません。


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先生のコメントです。


桔梗の花が咲くときの音に気づく、ビオラさんのこころのゆたかさを感じさせてくれる句だと思います。

それでは、レシピです。
全体的にまとまっている句だと思います。じぶんの言葉で詠んだのがよかったのでしょうか。かろやかで自然な印象をうけました。
今回、わたしは、ビオラさんが気になっている「ふりむくさきに」という中七をべつの言葉にいいかえてみることにします。

 
      ぽんの音に 返り見ゆれば 桔梗ばな    さえら


しっとりとした雰囲気をだすために「ポン!」は「ぽん」とひらがなに、それほどおおきな音ではないので「!」もつかわないことにしましたが、いかがでしょうか。

                           
P.S.
ちなみに、桔梗は秋の季語になっています。ちょっと、ややこしいですが…

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2006年 07月 31日 *
嫌われものの蜘蛛の糸さえ 俳句にしてしまうワインちゃんです。

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    朝露で 競いし技術 蜘蛛の糸        ワイン


じゃまくさい蜘蛛の糸、朝のわずかな時間だけ、目を見張る事があります。
つまらない印象になるのは、また「説明的」なせいですよね。
朝のすがすがしい風や空気を感じて欲しいのに・・・。なかなかです。
でも、楽しんでいます^^ よろしくお願いします。

また戻ってきました^^
さえら先生の夢ならいいのですが、このままだと「蜘蛛の糸」の夢をみそうなので。


    朝露で できばえ競う 蜘蛛の糸      ワイン


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先生のコメントです。


いままで「じゃまくさい」と思っていた「蜘蛛の糸」にもそうした視線をそそいであげられるようになったことは、すてきですね。

それでは、レシピです。
はじめの句と二番目の句とは、中七がちがうだけですが、推敲した時間のぶん洗練されたのではないでしょうか。
とくに、はじめの句の「技術」という言葉は、この場合、かたさがでてしまい、句全体の印象と調和していない感じがしましたが、二番目の句ではとても自然な印象になっています。

それをふまえ、ワインさんが注目した「蜘蛛の糸」を主役にしたらどうなるでしょうか。そう考えて、わたしは、つぎのように詠んでみました。

  
    蜘蛛の糸 朝露を着て 技の冴え    さえら


みごとな蜘蛛の糸の造型が、朝露に飾られることで、いっそう目をひくものになったようす、「冴え」という言葉には朝のさわやかな空気感をかさねてみましたが、いかがでしょうか。

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2006年 07月 30日 *
【質問】

言葉尻というか、語尾の使い方が分からないのがありますので質問させてください。

①「♪夏は来ぬ」とかで使われる、「ぬ」は、例えば「落ちぬ」であれば、「落ちる」ということですが、「落ちない」の意味で使いたい場合 「落ちぬ」としたら、どうなるんでしょうか?

②例えば、「美しからむ」の「からむ」、 「積たる」の「たる」 などのように、現在 私たちがあまり使わないところの言い回しというのは、たくさんの歌に触れることによって 身についていくものなんでしょうか?
それとも、覚え方というものがあるのでしょうか?

③例えば、最後の言葉(七)を 「~届く」で 意味は通じるのに、「~届くも」というように、「も」を付けるとどのような効果があるのでしょうか?

上の三つの言葉の使い方というか、どういう時に使っていいのか、分からないのですが、これは やはり 長い間 俳句・短歌に親しんでいくことにより、自然に使えるようになるんでしょうか?

 
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【答え】

①「来ぬ」という動詞の現在完了形は、現代日本語ではつかわれていない古典の文語(書き言葉)用法です。「落ちぬ」も同様だと考えてください。否定形は「来ず(こず)」「落ちず」となります。
現代では、ふだん目にしたり耳にしたりすることはありませんので、現在完了形というのは、感覚的にわかりにくいものかもしれません。

また、書かれた時代や前後の文章のながれによっても、その解釈にちがいがでます。
たとえば、『宵待草』の歌詞「待てどくらせどこぬひと」は発音もちがいますが否定形ですし、「鳴かぬなら」の場合も否定形として「ぬ」がつかわれています。

これらについては、学校や専門書などで勉強する以外では、数多くの作品にふれることで、経験的におぼえていくのがいちばんの方法といえるでしょうか。
(なお、「来」は、唯一のカ行変格活用動詞で特殊な存在)


②古語の言い回しについても、上記とおなじことがいえるのではないかと思います。とにかくたくさんの作品にふれることです。


③「も」は終助詞で、詠嘆をあらわします。詠嘆とは、感動している状態を伝えたり、歌の余韻をのこすなどの役目をします。これをつけると、つけないとでは、“気分”がかわるわけです。


言葉の言い回しに文語や古典の用法を取りいれることで、句や歌に深みのようなものが生まれるのはたしかですが、じぶんの身につくまでは、「じぶんの言葉」でつくっていくことがだいじだなのではないでしょうか。
そこにこそ、そのひとが詠う意味があるのではないかと思います。


            ↑ この4行 大事だからね!  by しきこ
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2006年 07月 29日 *

   水まきの ホースがはずれ 水しぶき

            焼けた手足が 少し落ち着く
    しきこ


最初 「水しぶき」を 「飛び散れば」にしてたんですが、水が飛び散ったのを表現しきれてないような気がしたので、「水しぶき」に変えたものの、今度は「水」という漢字を2回使うことになって しまいました。

濡れたTシャツを着替えたばかりの私を どうぞよろしくご指導ください。


--------------------------------[追記]-------------------------------

早速 見ていただきました。


夏とはいえ、濡れたTシャツのままでは風邪をひいてしまいますね。
すでに着替えをすませたようですが、どうぞ、お気をつけください。

それでは、レシピです。
「水まき」をしている最中に、しきこさんが遭遇した状況がとてもよく伝わってくる歌ですが、「ホースがはずれ」たときのおどろきなど、こころのうごきがもうすこし表現できていればと思いました。
たとえば、ホースはどんなふうにはずれたのか、そのとき、しきこさんのこころはどう感じたのかなど…


それらを想像しながら、わたしは、つぎのように詠んでみました。

    
   思いがけず ホースが逃げし 水まきの 

            しぶきが癒す 灼けた手足か
   さえら



この歌の「思いがけず」は、ホースがはずれたことのおどろきと、手足にとんできたしぶきが偶然にも肌の火照りをしずめたようすとにかけるため歌の先頭においています。

字余りですが、歌全体のリズムからみて、それほど気にならないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
また、「焼けた」は「灼けた」として、日焼けであることがわかりやすいよう工夫しました。

なお、しきこさんの「水」のように、おなじ語が二度でてくることについては、それほど、気にする必要はありません。
それを意図的につかうのであれば、歌や句のリズムをととのえたり、おもしろみをだしたりすることも可能です。



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その通りです。「うっわーーーっ!」と、 あわてて 水道を止めに行ったのに、短歌にすると やけに 落ち着き払ってる私がいます。まるで他人事のようです。
ホースが “はずれ” じゃないですよね、“逃げし” ですよね。 こういう言葉が出てこないんですよね。 ああ、まだ本の成果が出ていません。

※というわけで、本日の俳句道 9級 で変わらず・・・、ていうか 短歌ですけどね。
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2006年 07月 29日 *
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             凹んでる その裏側は 凸ってる    さえら


マイナスにみえるものでも、視点をかえてみることでプラスにみえてくるということがあるものです。
       
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2006年 07月 28日 *
仕事してたら、ふらふらとアゲハチョウが入ってきた。
うちわで風を送りながら出て行かせようとするが、出て行かない。 しまいには、天井に張り付いたままに・・・。アゲハチョウも たまには 陰で休みたいのだろうか? まあ 外の暑さを考えれば分からんでもない。
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    ふらふらと おじゃましますと アゲハチョウ    しきこ


田舎育ちのくせに、昆虫・虫などなど、ほんとに苦手な私をどうぞよろしくご指導ください。


--------------------------------[追記]------------------------------

早速 見ていただきました。



蝶々も、やはり暑いのでしょうね。優雅に舞ってみせるのも楽じゃありません。

それでは、レシピです。
この句は、しきこさん流の独特の匂いがして、わたしはきらいではありません。
ただ、「ふらふら・と」「おじゃまします・と」の「と」が韻をふんでいるようでいて、じつは、リズムをこわしてしまっているのように感じさせてしまうのがちょっと気になります。

そこで、わたしは、しきこさんの「アゲハチョウもたまには陰で休みたいのだろうか?」という思いと蝶々の優雅さを織りまぜながら、つぎのように詠んでみました。

 

     ひらり来て 家(や)をかり涼み アゲハチョウ    さえら



迷いこんできたニュアンスをあらわすには「ふらふらと」も捨てがたい言葉でしたが、「ひらひらと」のイメージの美しさを優先してしまいましたが、いかがでしょうか。



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二つの句を並べて 今日ほど 恥ずかしいことはありません。

自分の句をあらためて見てみて、とても蝶々のことを詠んだ句とは思えません。

    ふらふらと おじゃましますと よっぱらい

このように “よっぱらい” としたほうが、よっぽどしっくりきます。

しかも、「と」 が続く言葉も 何となくリズムが悪いなぁと思いながらも、もしかして これが 韻を踏むということなのか?と、自分に都合のいいように思うようにした。というわけ・・・。

※情けないけど これが 今の自分です。 本日の俳句道 9級 に落ちました。

                           
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2006年 07月 28日 *
先日 アマゾンで注文していた本が たった今 届きました。
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“俵万智”の本だから、俵万智の短歌が載ってるのかと 思ってたら違ったようです。^^;
まだ読んでいませんが、取り急ぎお知らせまで・・・・。
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2006年 07月 27日 *

久しぶりのビオラさんです。

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    脱いだ服 たたまずおいて なきしごと     びおら。


蜜柑の木々にすずなりになってるたくさんのセミの抜け殻発見です。
短い”いのち”を一生懸命生きる姿を詠んでみました。


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センセイのコメントです。


まさに、空蝉。この世の中は、ある意味で、蝉のぬけがらのようにはかないものといえるのでしょう。だからこそ、前向きに、一瞬一瞬を真剣に生きているすがたに、わたしたちは、こころ打たれるのだと思います。

それでは、レシピです。
蝉のぬけがらを「脱いだ服」とたとえているところがおもしろいと思いました。(こうした発想は、とてもだいじです)
ただ、ざんねんなのは、この物語の主人公が“だれ”なのかわからないことです。この場合、「脱いだ服」という言葉が、逆にじゃまをして、蝉への連想がつながっていかないように思えます。
そこで、わたしは、「蝉」をしっかり登場させ、つぎのように詠んでみました。

  
    脱ぎし服 たたむ間惜しみ 蝉のなき     さえら


一生懸命に生きるすがたをどうあらわすかがむずかしいところでしたが、「たたむ間惜しみ」という中七で、蝉のみじかい一生を感じていただければと思います。


           
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2006年 07月 27日 *
毎日暑いです。西日の当たる窓際に下げてある風鈴が風に揺れて、チリーンと鳴ったのですが、生ぬるい風が顔を撫でただけで かえって暑さが増しました。


   
      風鈴も あついアツイと だだをこね    しきこ



「風鈴」「暑い」「駄々」、どれを ひらがなにしていいものか悩みました。

同窓会の幹事会で 俳句についてエラそーに語ってしまった私をどうぞよろしくご指導ください。


-------------------------------[追記]----------------------------

早速 見ていただきました。


はたして、超えるべきは、きのうのじぶんかもしれません。
すこしでもいいから前にすすもうとすること、じぶんのなかに変化を求めつづけていくこと、… (ただし、むりせず自然体で)つねに、それをめざしてゆくことで、だれも超えることのできないじぶんになれるのではないかと思います。

それでは、レシピです。
涼をよぶ「風鈴」さえも「あついアツイと」いっているという表現が、しきこさんの、暑さにたいす気持ちをよく伝えていると思います。

ただ、「だだをこね」というのは、どのような状況でしょう。
風鈴がおかしな音でもだしているのでしょうか。気分としては理解できるのですが… (「また、気分?」なんて、どなたか言っていませんか ^^)
そこで、わたしは、「風鈴」が「あついアツイと」いっているようすを思いうかべながら、つぎのように詠んでみました。


       風鈴も あついアツイと 舌をだし     さえら



風鈴の、あの短冊の部分は、「舌」と呼ばれています(ごぞんじかもしれませんが、ねんのため)ので、それに注目して擬人化してみたんですが、いかがでしょうか。

                           
風鈴といえば、▼こんな有名な俳句があります。

      風鈴の 鳴らねば淋し 鳴れば憂し  (赤星水竹居)

有名な俳人の作品ですが、うなってしまいます。



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うわっ、また やられました。 その通りです、舌を出してました。
昨日 友達に 「帰ってからこの句を入れるからね。」と、エラそーに言った自分が悔やまれます。

※風鈴の短冊の部分を「舌」というのを知り、また一つ賢くなったので、本日の俳句道は7級になりました。

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さらに追記です。


さきほど、風鈴の「舌」について、誤解をうむような書き方をしてしまいました。
「あの短冊の部分」では、ひらひらした紙片のことだと思ってしまいます。
じっさいには、短冊がついているうえのところにある金属の部品を「舌」と呼びます。ごめんなさい。


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よく考えりゃ 短冊は短冊ですよね、こちらこそ勝手に解釈してしまいごめんなさい です。
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2006年 07月 26日 *
俳句が生活の一部となったワインちゃんです。

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余計な ひとこと

    ひとつまみ 足した分だけ 辛味増し      ワイン


さえら先生
句も歌も、人との関係も、なかなか「レシピ」通りにはいきません^^;
ただです、「あ~ぁ」って思ってる時でも、これを五七五に入れてやろうなんてやってると、ストレス解消!なんてことに気付きました^^ これって、あまりよろしくないですか?

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センセイのコメントです。


そんなことないと思います。
言葉をさがす作業は、まえにもいいましたが、じぶんの内面をみつめる作業でもあります。
そうするうちに、じぶんのこと、まわりのことがみえてくることがあるわけです。
いままで、そとにばかり原因をみつけようとしていたじぶんが内面からかわっていくことで、ストレス解消というていどのものではなく、根本的な問題解決の方法をさぐっているんじゃないでしょうか。

辛いことやうまくいかないことは、いろいろありますが、調味料とおなじように、日々のくらしを味わい深いものにする“素”にもできるのかもしれません。

   
    ひとつまみ 隠した塩で 甘くなり     さえら


いつも生意気なことばかりいって、ごめんなさい。



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※本日の心得・・・上のコメント全部
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