鹿児島で陶芸やってます。ときどきデザインの仕事もしてます。
by しきこ
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2006年 08月 31日 *
ワインちゃん、自分の子供が幼かった頃のことを思い出したのでしょうか?

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数日前の夏祭りの様子を「句」にしてみたかったのですが・・・・


     網を曳く おさなごの肩 ソーラン節      ワイン


通り会の出し物に、ちびっこ達のチームが踊っていました。
ソーラン節の唄の背景とは程遠い、かわいらしい踊りの中にも、微笑みたくなる「力強さ」を見ました^^
『法被着て おさなごの肩 網を曳く』と子供達の「法被姿」も詠みたかったのですが、「ソーラン節」の連想を読み手に頼る事になりそうで・・・、迷いながらの「句」となりました^^;
センセイ、よろしくお願いします。



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センセイのコメントです。


テレビドラマの影響でしょうか、「YOSAKOIソーラン節」は全国で盛んに踊られているようですね。
振り付けや衣装もそれぞれに工夫をこらして、とくに、ちいさなこどもが踊っている姿には、つい微笑んでしまいます。

それでは、レシピです。
ワインさんの、こどもたちにそそぐやさしいまなざしが感じられる句です。
ただ、もうすこし、こどもの元気さがでていたらよかったのではという思いがのこりました。

また、「YOSAKOIソーラン節」は、省略していう場合「YOSAKOI」ということがおおいようです。(ほんとうは、略さないのが原則ですが、これは長すぎるのでしかたがありません)
それらをふまえて、わたしは、つぎのように詠んでみました。

  

   網を曳く おさなごの汗 「YOSAKOI」に   さえら


中七に「汗」という言葉をつかったのは、夏とこどもの元気な姿を思わせるためです。
ざんねんながら、「法被姿」は盛り込めませんでしたが、いかがでしょうか。



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昔、“でっかいどー 北海道”という コピーがありました。
“YOSAKOI” は、アルファベットを入れ替えて、“SIOKAYO”→「塩かよっ!」 と、突っ込む と、覚えてください。(なんのために?)
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2006年 08月 31日 *
りんちゃんの第2作目です。今回は俳句、ちゃんと季語も入ってます。

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やっと辿り着きました。今日は朝から何やらすることが多くて・・・

8月も今日で終わりです。雨も降っていて、なんだか少し寂しい夏の終わりの気配がしています。

   
    ゆく夏に ひときわ響く 蝉しぐれ     りん



「蝉しぐれ」ってなんだかせつない感じがします。自分の思いだけで詠んでしまいましたが・・・


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センセイのコメントです。


♪ りんさんへ
おつかれさまです。
きょうで8月もおわり、自然のたたずまいも秋への準備をはじめているようです。雨が降っているとのことですが、季節のかわりめですので、おからだを大切に。

それでは、レシピです。
りんさんが書いているように「せつない感じ」が伝わってくる句だと思います。
「蝉しぐれ」が「ひときわ響く」ところにその思いをさらに感じました。自然に詠んでいるところがいいですね。
といって、このままおわるわけにもいきません。そこで、わたしは、ひとひねり。
この句に、蝉の思い、つまり「夏よ、行かないで!」という気持ちを盛りこんだら、どうなるでしょうか。そう考えて、つぎのように詠んでみました。

  

    ゆく夏を とどめおきたる 蝉しぐれ     さえら



中七に「まだ行かないで!」という蝉の思いを込めてみましたが、いかがでしょうか。

                          
おまけ

  
     たまゆらの いのちを燃やす 蝉しぐれ     さえら



※「たまゆら」は、ほんのひととき、みじかい時間を意味する言葉です。



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2回目の投稿で 早くもセンセイに ○(まる)をもらいましたね。すごいです。

センセイの “おまけ” いいですね、好きです。こんなのが私の目標です。それと、“恋” の歌とかも・・・。私の事はどうでもいいですね、すみません。


※本日の心得・・・・たまには蝉の気持ちになってごらんなさいよ。
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2006年 08月 30日 *
たぶん、このブログからは想像できないでしょうが、かなりの人見知り・・・。
昨日も知人がうちに寄ったんですが、その後ろに知らない人の顔を見つけるやいなや、全く喋れなくなってしまいました。

用事があって友人の職場に行っても、あとから、「しきこちゃん、また 挙動不審だったよ。」と、言われる始末。



     初対面 心は飛んで 目は泳ぎ     しきこ



10年経った今でも、お客さんとの会話がうまくできない私をどうぞよろしくご指導ください。


------------------------------[追記]-----------------------------

センセイのコメントです。


わたしも、ちいさなころは、とても人見知りなこどもでした。
けれども、なにがきっかけだったのか、出会ったひとたちがよかったのか、だんだん、だいじょうぶになってきているみたいです。

それでは、レシピです。
しきこさんは、この句を、ぱっと思いついたのでしょうか。それとも、じっくり考えて、こうなったのでしょうか。いずれにしても、すばらしいです。これは、もう、これ以上よくしようがありません。というのは、いいすぎですけれど…とてもいい作品です。さて、これに対して、どうレシピを書いたものかと考えてみたところ、しきこさんの「初対面」での動揺を、さらに強烈な言葉で表現するしかないという結論にいたりました。それをふまえ詠んだのがつぎの句です。

 

     初対面 思考はふっ飛ぶ 目は泳ぐ    さえら



まず、中七の言葉をつよく(ちょっと乱暴でしょうか?)しました。
さらに、中七と下五を終止形にして、それぞれを分断することで、初対面の動揺で思考とからだとがバラバラになり制御不能になってしまったようなふくみをもたせてみましたが、いかがでしょうか。



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嬉しすぎて ちょびっと泣いてます。 もう 私、いつ死んでもいいです。90歳を過ぎたら・・・・。
これで、「とても」が2個になりました。10個たまったら何かいいことあるんでしょうか?

※進級するチャンスは今日を逃すといつくるか分かりません。で、本日の俳句道 3級。
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2006年 08月 29日 *
ビオラさん、息子さんの誕生日に寄せて、短歌を詠みました。

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今日、ウチの”ヤキニク坊や”が誕生日を迎えました(8月29日生)
あたしにとっても大切な記念日でもあります・・。この日に向けて短歌を考えておりました。



  澄む青空の あの夏の日に 母となり
                
               希望の轍 宝と歩まん
   びおら。



10数年前ことですけど、何年経っても母親はその日の感動を一生忘れないものです。生まれてきてありがとうの気持ちと日々の暮らしの中で起きるさまざまな出来事を一緒に乗り越えてきたように思います。
いろいろと言葉がめぐりまとまりのある句にはなっていないかもしれません。しかし、あえてそこをセンセイに教えていただきこれからのあたしの糧になる句にしていただけたら・・と。などと、いいながら、第2.3.の句は残していただければ・・^^;


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センセイのコメントです。

♪ ビオラさんへ
たかさんのお誕生日おめでとうございます。
(▲まちがっていませんよね?)

それでは、レシピです。
やはり、母という存在はとても偉大ですね。
ビオラさんの息子さんへの思いがこもったすてきな歌になりました。
この作品で気になるのは、第一句「澄む青空」で「澄む」と「青空」が意味合い的にかさなってしまったところです。あと、「轍」というのは、「車輪が通ったあと」のことですから、そこを「歩」くのは、ちょっとおかしいかもしれません。
それらをふまえて、わたしは、つぎのように詠んでみました。

  

  澄みわたる空 あの晩夏 母となり

             希望の轍 宝とともに
   さえら



時季は、「夏」ではなく「晩夏」とし、より8月29日を思い起こしやすいものとさせていただきました。(初句と第ニ句は、句またがりになっています)
第五句は「宝とともに」とし、これまでの意味と、これからの意味とをふくませました。
ビオラさんの思いを損なったものになっていなければと思いますが、いかがでしょうか。



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母親というのは 本当に有り難いですね。思いが より深く感じられる歌になりました。

※本日の心得・・・・そういや、最近、焼肉を食べてない。
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2006年 08月 29日 *
一昨日のりんちゃんに続き、初書き込み、初短歌です。

この二人、私の同級生なんですが、ほんとに優しいんです。
どれくらい優しいかというと・・・、例えば、一緒に食事に行って、最後にデザートが出ますが、当然 私は早食いだからさっさと食べ終わります。
二人がデザートを食べようとする時にじっと見ていると、あさぬのちゃんは自分で半分まで食べて残りをくれます。りんちゃんは自分は食べないで全部くれます。例えばですよ。


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はじめまして、ゴレンジャーの1人、あさぬのと申します。
数年前、私の家に遊びにきたシキコさんが自分のHPアドレスをちゃっかりお気に入りに追加して帰りました。それ以来 何かと楽しませてもらっております。
さえら先生のレシピや、ブログ、拝見させて頂いているだけにいいのかしら?と緊張で指も震えますが、、、つたない私の句にレシピ頂ければうれしいです。

 

   ふるさとに 家なき友の 泊まりきて
   
           窓をひらきて みどり纏える
   あさぬの



今月中旬にあった同窓会の際、ご両親とも他界され今は東京の人となった友人が私の家に泊まりました。翌朝 窓の外に広がる田園風景に しばらく見入っていた彼女の後姿が 緑に包まれているかのように見えて詠んだ句です。



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先生のコメントです。


はじめまして。
だれかの支えがほしいとき、となりにいてくれる。そんなお友だちの存在は、とてもうれしいものですね。

それでは、レシピです。
あさぬのさんの情緒のゆたかさが伝わってくるる歌だと思います。
お友だちににそそぐ、あさぬのさんのあたたかでやさしいまなざしを感じました。

ただ、盛り込みたいことがいくつかあったようで、焦点がちょっとぼやけてしまったようです。(郷里でのできごと、ご両親が他界されたお友だちが泊ったこと、朝のできごと…)
それから、第ニ句の「家なき友の」というのは、ちょっと誤解してしまう表現かもしれません。

また、こまかいようですが、第三句と第四句で「きて」がかさなるところも、ちょっと気になります。それらをふまえて、わたしは、つぎのように詠んでみました。



  よるべない 友と語って 明けた夜   

             窓際の影 みどりを纏う
   さえら


さらに、文語編。

  
  よるべなき 友と語りて 明けし夜 

              窓際の影 みどり纏いて
   さえら



わたしは、やはり、前者がいいと思いますが、いかがでしょうか。

レシピ作品では、郷里でのできごとという要素を省いて、ポイントをしぼってみました。また、第ニ句は「友と語って」とし、「泊まりきて」という静的な印象ではなく、ふたりの絆やその日のこころの交流を思わせる工夫をしています。(ほんとうは、寝てしまっていたとしても…)



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先生、やっぱりすごいです。 あさぬのちゃんの歌と解説だけで、よくここまで・・・・。
ほんとに 「友と語って 明けた夜」なんです。今、思えば、どうしても一人 名前が思い出せない同級生がいたんですが、それが 「さえら先生」ってことないですよね。^^;

※本日の心得・・・・ポイントをしぼってみよう!
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2006年 08月 28日 *
うちの向いの家に大工さんが入ってます。
ついつい その仕事ぶりに見入ってしまいます。また、道路工事の時はその様子を・・・・。
うちの前で仕事をしてもらっちゃ こっちが仕事になりません。



    今日もまた 職人さんを 見て過ごす    しきこ



人には、「変わってる」と、言われてきましたが、最近 自覚も出てきました。
句に関しても、こんなの詠んでいいんだろうか?と、思うようになってきました。
何かありましたら遠慮なく遠まわしに注意していただきますようお願いいたします。


---------------------------[追記]---------------------------

先生のコメントです。


わたしも職人と呼ばれるひとたちの仕事をじっとながめているのが好きです。
小説を書くにあたり、これまでになんにんかの職人さんと接してきましたが、熟練の技はほんとうにみごとで、みるものを飽きさせることがありません。

それでは、レシピです。
ひとつの句としては、成立していると思います。
あえて指摘するとすれば、あまりにもすっきりしすぎているような気がするということでしょうか。それは、タイトルにあるような、つい「見てしまう」こころのうごきが表現しきれていないからかもしれません。

また、上五の「今日もまた」という言葉が、この場合、習慣化したおもしろ味のないできごとであるかのような印象をあたえてしまい損をしているようです。(じつは、ここに、しきこさんのこころのうごき、つまり「今日もまた見てしまうのよ」といった気持ちが込められていたようにも思うのですが…)それらをふまえ、わたしは、つぎのように詠んでみました。

  

     気がつけば 職人技の 釘付けに    さえら



中七の「職人さんに」は、「あのひとカッコいい」みたいな意味にとられないように「職人技の」とし、下五は大工さんをにおわせる「釘付けに」とさせていただきました。
今回は、あまりにも変貌をとげてしまったような感じですが、いかがでしょうか。



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ありがとうございます。変貌をとげて良かったです。
私ののままじゃ、まるで 小学生の “夏休みの日記” です。

それにしても、私と先生 似てるところ(異論はあるでしょうが…(・・?)があり、嬉しいです。
ただ、先生が職人技を正面から堂々と見るのに対して、私は見つからないように隠れて見る・・・・、そこが違うようです。

※何と言ったらいいのでしょうか? とりあえず 本日の俳句道 7級に落としておきます。
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2006年 08月 27日 *
このブログを始めた頃から覗いてくれてましたが、本日、初書き込み、初短歌です。
私との出会いを、下↓のように語っていますが、私としては全く記憶にございません^^;

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はじめまして・・・シキコさんの同級生のりんです。よろしくお願いします。
まず、シキコさんとの出会いを少しお話しさせて下さい。
高校1年4組の教室。色白のかわいい女の子が私を見つめていたんです。恥ずかしそうに・・女の子から見つめられるなんて経験なかったのでちょっと面食らってしまいました。
あれから○○年。
昨日はシキコさんの1週間遅れの誕生会をしました。その時1句と考えたのですが 5・7・5 難しい・・・。自分の誕生日を想定して作ってみました。

 
  この道を どこまで来たかと 振り返り 

                夢を抱きて 更に歩まむ
    りん


心も身体も元気いっぱいの私。今を生かされている喜びを感じています。
これからも共に人生楽しんでいきたいですネ。
さえら先生にレシピ頂けたらうれしいです。


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先生のコメントです。


はじめまして。
りんさんとしきこさんとの出会いの時のお話を読ませていただき、やはり第一印象というのはだいじなんだなと思いました。そうした意味で、いま、とても緊張しています。

それでは、レシピです。
年齢にかかわらず、ときには立ち止まり、じぶんの来し方を振り返ってみることは、とてもだいじなことですね。
この歌から、わたしは、りんさんの“生きる”ことに対する誠実な姿勢を感じました。

ただ、この歌について気になるのは、口語調の言葉(「どこまで来たかと」)と古い文語調の言葉(「抱きて」「歩まむ」)とが混在していることです。

ほかのみなさんについてもそうですが、わたしは、句や歌を特別な意図がないかぎり、ふだんの“じぶんの言葉”で詠むことをおすすめしています。

また、第二句の「どこまで来たかと」が字余りで、すこし説明的すぎるように感じました。
それをふまえて、わたしは、つぎのように詠んでみました。

  
  この道の 標しのたびに 振り返る 

             夢を抱きしめ 更に歩こう
   さえら



上の句を一旦切って、ひと呼吸、あらたな決意で歩もうとする姿を強調してみました。(「標し」は「しるし」と読みます)
また、ふだんの言葉にしたことで、「心も身も元気いっぱいの私」、りんさんが詠んだ、いまを生きている歌になったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。


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「希望にみちて、さらに 歩みだそう」 的な、素敵な歌になりました。
私たち、同級生の “歌” にしようと思います。いやっ、絶対します。

※本日の心得・・・・「自分の言葉で詠もう」


---------------------------[追記]-------------------------

♪ しきこさんへ

せっかくですので、りんさんの歌をかりて、同級生のイメージを、あらためて詠んでみました。

  この道で 出会ったきみは 同級生 

             ともに励まし ともに歩こう
   さえら

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2006年 08月 27日 *
何気に 仕事してる様子も載せたりなんかします。
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ロクロ挽きの状態のまま作品になるので好きです。楽だし・・・。
言っときますが、これも注文品じゃないですよ。 好きで作ったやつ。
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2006年 08月 26日 *
恥ずかしながら、小学生のような質問をしてしまいました。(*^_^*)


■さえら先生へ

先生が私たちの句・短歌を見てから、レシピが終わるまでどのくらいの時間がかかるんですか?
すぐに出来てしまうときと、すっごく時間がかかってしまうときとかあるんですか?

また、レシピを考えるときは、その人になって詠むんですか?
先生、私にもなるんですか?



♪ しきこさんへ

やはり、投稿していただいた作品のテーマなどによってレシピを書くのにかかる時間は、いろいろです。
基本的には、作品を中心に、どこをどうしようか、と考えますが、いっしょに添えていただいた解説のなかにレシピを書くヒントがかくされていることもあるので、参考にさせていただいています。

それから「その人になって詠むんですか?」とのご質問ですが…、答えは「はい」にちかいでしょうか。
わたしは、研究の一環として文体模写というようなこともやっているんですよ。(「さ・え・ら」の小説のようなものカテゴリに『モモタロウ狂想曲』というものがありますので、よろしければご参照ください)
じぶんではない、ほかのだれかになって文章を書くことは、ある意味で、そのひとの人生を生きられるような楽しみがあります。
みなさんの作品へのレシピを書きながら、わたしはそんな楽しみも味わっているんですよ。


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※ 『変調 モモタロウ狂想曲』には、 ①(「太宰治」のような)(2006.3.13) ~ ⑧(「向田邦子」のような) プラス (番外編)も あります。
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2006年 08月 25日 *
母親の娘に対する優しさ、そして、娘の母親を想う気持ちを 見事に詠んだ ワインちゃんです。

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切ないようで、それでいて少し可笑しいような歌になりました。


  郷里にて 母の差し出す 諭吉さん
            
          ためらう手にも 老斑のあり
    ワイン
                                   

帰りの車の中で詠みました。少し胸が熱くなりました。
※「ためらう手」は、年の離れた姉の手です・・・・?

さえら先生、解説省いていいですか。 よろしくお願いします。



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先生のコメントです。


たとえ、いくつになっても母と子の関係はかわりませんね。
子を思う母親の気持ちは、とてもありがたいものだと感じました。

それでは、レシピです。
お母さまの気持ちがうれしい反面、その気持ちをどう受けとめようかと迷うワインさん(あっ、年の離れたお姉さんでしたね)のゆれうごくこころがよくあらわれていると思います。

ただ、文語調の歌のなかに「諭吉さん」という口語調の言葉が混在してしまったことが、ちょっぴりざんねんでした。
それから、もうひとつ、「老斑のあり」。気持ちは、よくわかるのですが、ちょっと直接的すぎるような気がします。

これらをふまえて、わたしは、つぎのように詠んでみました。

  

  郷里にて 母の差し出す 諭吉翁 

          ためらう手のさま 母に似てきつ
    さえら



第五句の「母に似てきつ」で、じぶんが年をかさねたことをあらわすとともに、母子のきずなをイメージさせる工夫をしてみましたが、いかがでしょうか。



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いかがもなにも 私もすごく気に入りましたよ。いいですねぇ、母に似てきつ・・・・。
先生は、もう ワインちゃんのことは 80%ぐらい分かっているのではないでしょうか?
私は、この短歌見て、「何人兄弟なの?」と、聞いたくらいですから、20%ぐらいしか分かってないようです。

※本日の心得・・・・やっぱ もらうんだったら 諭吉 だよね。
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